普遍性のある目標をたてることの重要性
まるで職人のように仕事をする人がいます。
現場では右に出る者がいない!
この人に聞けば何でもわかる!
そんな人あなたの職場にもいませんか?
でも、そんな人はどこに行っても通用する人なんでしょうか?
一つ考えてみたいと思います。
私の職場に職歴10年という人がいます。
特に彼は資格を持っているというわけでもありません。
そこの現場で常に働き一部管理職業務も委託されている人間です。
そこの職場に関しては大方知り尽くしています。
しかしながら本人は特に管理職になるつもりはありません。
現場でのし上がって行こうという気はありません。
あくまで一従業員としてこれからも生きていこうとしています。
もし彼に新しい現場を提案するとなると彼は動かないでしょう。
なぜなら、その現場でいくらスキルを積んだとしても営業的にどう説明をしたらいいのか分かりません。
例えば、資格を持っているならその人の能力が可視化され、営業に乗せやすいですよね。
なぜなら、資格は目に見える指標だからです。
逆に、経験を見える化することは難しいです。
そのため普遍的な目標は常に持っている必要があります。
私もit業界の端くれとして情報処理の試験だけは取っておこうと決めていました。
情報処理試験がどれだけ有効な資格かは分かりません。
ですが、まったくの初心者ではないということは伝わると思います。
ベンダー系の資格を持っていればなおのことです。
進みたい方向性までは丸わかりです。
特に客先常駐の方に求められるのが他でも通用できるスキルです。
会社からすれば、いつそのプロジェクトがなくなるかはヒヤヒヤものです。
「どれだけ経験を積んだか」に加算して「どういった能力があるか」を客観的に示せるものがあれば次へ繋げられやすです。
そのための準備を常に怠らないこと!
それが従業員として大切なことだと思います。
現場でのスペシャリストは能力的には他でも通用はすると思います。
しかし、能力が可視化されていないので営業で引っかかるという心配があります。
これでは、せっかく培った能力を生かすチャンスが減ってしまいます。
可視化できる目標を常にもっておきましょう。