どうすれば社員は資格を取る気になるのか?3つの提案
資格目標は期限を決めないと何時までも行動できません。
1ヶ月しっかり取り組めば取得可能な資格があった場合、あなたはどのくらいの期間で取得を目指しますか?
頑張って半月で取りますか?
それとも忙しいからと後回しにしますか?
確かに、資格試験は直接は仕事と関係しません。
そのため、優先順位としては低く抑えて問題ないと思います。
問題はその次です。
緊急性はないにしろ、重要なことってつい後回しにしがちです。
フランクリン・コヴィー
「緊急性はないが、重要なことに取り組むべき」
わかっちゃいるけどこれができないんですよね・・・。
つい緊急性のあることを優先しがちですよね。
突然電話がかかってきた!
突然仕事をお願いされた!
突然の出勤
突然の残業・・・
どうしても、「緊急性はないが、重要なこと」に取り組むに時間が無い・・・。
今やらなくてはいけないことが多すぎるんです。
ではどうすれば、やる気が出ますでしょうか?
一番いいのが上長命令です。
上司から命令をされれば嫌でもやらなくてはいけません。
しかしながら、上司から命令をされるにも問題があります。
それは会社から強制されるということなので資格取得にかかった工数が勤務にあたるかという問題です。
トラブルの元になりかねませんのでお願いするというレベルになるかと思います。
資格を取得すると一時金を支払う場合があります。
しかしながら一時金を支払う場合ではやる気が起きない人がいます。
なぜなら、自分が資格取得に取り組むにあたってかけた労力を時給計算してしまうからです。
【例】
受験料2万円
参考書代1万円
合格までにかかった勉強時間100時間
と仮定しましょう。
自分の能力を時給1000円とした場合、100時間かかっていますので、工数は10万円分かかっています。
すると、一時金としていただく金額が12万円以上でない限りはやる気が起きません。
なぜなら本人の中では赤字だからです。
そのため、お小遣いを支給する場合は1時金という形よりもベースアップという形で報酬を与えた方がやる気が出ます。
ベースアップの方が最終的には少ない金額で済む場合もあります。
なぜなら一気に数万円もベースアップすることは稀だからです。
せめて月給数1000円程度でしょう。
もし先ほどの12万円の元を取りたいのであれば、継続して会社に勤め続けなければいけません。
会社を辞められない理由にもなります。
与えられる報酬はどこでも価値に変換できるものでなければなりません。
つまり金券やポイントのようなものであれば喜ぶ人と喜ばない人が出ます。
そのため、せめて現金で払うと決めたほうがいいでしょう。
私も半年間調整して頑張って取得した資格の報酬が、ギフト券5000円でした。
正直がっかりでした。
金額もがっかりですが、なぜ現金でないのか!というところに一番の衝撃を受けました。
せめて現金で支払われない限りはやる気が出ません。
以上、社員が資格を取る気になる3つの案を出してみました。
・強制する
・ベースアップ
・一時金ならせめて現金支給