うめゆずのお仕事日記~平社員の気持ち~

仕事中に感じたことや、体験談を主に書いていきたいと思います。仕事術といったノウハウよりは経験談が中心になると思います。

【教育】全力で頑張った子供たちを社会に出てから全否定することはやめませんか

学校でならったこと、あなたにとって役に立ってますか?
学校で頑張ったこと、後悔していませんか?
この記事は頑張ったのに後悔しているという人に向けて書きました。

 

教育のあやまり~いい大学に行っていい会社に入ったら安泰~

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私が学校に通っていたのは90年~00年代でした。
平成の最初期に小学校に入学しました。
小学6年生になると塾に入り、中学時代は勉強に明け暮れました。
学年で成績1位だった時もあります。
その時、親から常々いわれていたのが、「いい大学に行っていい会社に入ったら安泰」という言葉でした。
私は、この言葉を信じて頑張りました。
でも、高校に入るとそんなの嘘だと思いました。
勉強しかしてこなかった私は、コミュニケーション能力がほとんどありません。
また、自分から勉強をとったらなんの個性もない人間だと気づかされたのです。
高校は、偏差値が同じ人間が入ってきます。
勉強では勝負になりませんでした。
さらに、周りのクラスメイトは個性豊かで多趣味でした。
遊びにもお金を使い、裕福な人も多かったです。
その時、「いい大学に行っていい会社に入ったら安泰」という言葉に違和感を覚えました。
まったく、ビジョンがないまま勉強するのは辛くて仕方なかったのです。
公私ともに充実したクラスメイトをみて、「何のために生きているのか?」と自問自答し始めました。
その頃から、勉強が嫌いになりました。

 

教育の誤りとゆとり世代の諦め

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私が社会人になった2010年前後、少し遅れて「ゆとり世代」と呼ばれる人たちが就職してきました。
ゆとり教育」とは、それまでの「詰め込み教育」の反省から、暗記ではなく考える力を身に着けることを目的に始められました。
ゆとり教育」は文部科学省中央教育審議会で全会一致で決定したそうです。
にも関わらずです!
国際的な学力テストの順位が落ちると突然「脱ゆとり」を言い出します。
これはおかしな話ではないでしょうか。
暗記量を減らすということは学力テストの成績は当然落ちます。
思考力重視の目的でゆとり教育をはじめたのなら、学力テストの結果など気にする必要はないですよね。
にもかかわらず、学力の国際順位が落ちたから、「脱ゆとり」を言い出すのは一貫性にかけるのではないでしょうか。
ゆとり教育をうけた世代はどうすればいいのでしょうか?
会社でも学校でも「使えない世代」のレッテルを張られて生きて行くのです。
私も仕事でちょっとミスすると「キミ、ゆとり?」をいわれました。
これは「君、使えないね?」の言い換えだと思っています。
ただのレッテル貼りですよね。
新入社員たちはゆとり教育のなかでもちゃんと頑張ってきました。
レッテル貼りされるだけならまだマシ。
「自分、ゆとりなんで期待しないでください」なんて言い出す人も職場にいました。


今一度確認します。
暗記重視から思考力重視に切り替えるのがゆとり教育の目的だったんですよね。
でしたら、なんで暗記重視時代のものさしである学力テストの結果で一喜一憂する必要があるんでしょうか?

 

この体制は社会に出ても続いている

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学生と社会人を明確に分ける社会システムに私は反対です。
学校でならったことと違う!という理由で多くの新社会人がギャップを感じます。
学校でならったことは建前で、社会人になったら違うことをしなくてはいけない・・・。
つまり、嘘を教えられたという印象を学生は持ちます。
本来、人間は生まれた瞬間からなんらかの形で社会とかかわっています。
でも、社会から子供を引き離し、学生という嘘を叩き込まれる身分にあてがわれます。
社会人になってから必要なことが、なぜ学生時代に身に着けられないのでしょうか?


ここにはこんな教育のからくりが隠されています。

社会の構成員になることは

国の構成員になること

ということは国に尽くすことを指導しなくてはいけない

愛国心を教育することになる!


愛国心こそ国を発展させる原点です。
アメリカ合衆国では、毎日学校で国旗掲揚と国歌斉唱をしています。
しかし、日本では愛国心は否定されています。
戦前回帰、軍国主義全体主義、封建主義、家父長制・・・
こんなレッテルを張られ続けてきました。


だからこそ、文部科学省をはじめ、教育者はこのように教育するのです。

日本は戦争に負けた

日本は全て間違っていて、連合国はすべて正しい!

戦前の教育は全て間違いだ!正義のGHQ愛国心を教えるなといっている!

全体主義ではなく、個人主義を教えよう
社会と学生を隔離して、個人が大事だと教えよう


その結果、社会の構成員になれない「個人」が量産されてしまいます。
NEETはこの典型ではないでしょうか?
高年齢層にも引きこもりが多いのはこの教育システムのなせる業です。

 

本当に大切な教育の真髄とは

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教育の本当の目的は、「自ら考え、自信をもって生きられるようにすること」だと私は考えます。
人間は社会の構成員になることで自信をもって生きていけます。
個人で一時期成功したとしても、ろくな人生を送れません。
社会の構成員とみなされない人は早死すると医学的にも証明されています。


ゆとり教育も、詰め込み教育も教育の手段にすぎません。
「いい学校行って、いい会社いって~」というスローガンも安定収入を得るための手段にすぎません。
もし、社会の状況が変化すれば手段は役に立たなくなり、新しい手段が必要になります。
では、手段はなんのためにあるのでしょうか?
目的の為ですよね。
目的のない手段など本当はおかしいんです。


「自ら考え、自信をもって生きられるようにする」という目的のためにどんな手段を採るべきかも含めて考えさせるのが教育だと思います。
しかし、教育する側が何も考えていないのが現状です。


私はここに提言したい!
愛国心こそが社会を救う唯一の手段だと!
自分が何者なのかもわからない子供が世界にいって何ができますか?
いいように利用されて終わりですよ?


日本から君が代を歌えない子供がいなくなったとき
日本から日の丸を嫌いな子供がいなくなったとき
日本の子供達が古事記を読めるようになったとき


よくやく、日本が立ち上がるときだと思います。


もういい加減やめませんか?
全力で頑張った子供たちを社会に出てから全否定することは・・・。