目に見えない成果を残せる人が必要では？

周りから見えない努力は努力ではない！
努力している事が知られてこそ努力に意味がある！
これは私の同僚の言葉です。
組織で行く抜く為の学ぶべき格言だと思います。

しかしです！
あえて私は言いたい！
全員が目に見える努力だけしていたら職場は崩壊するのではないかと！
今回は目に見えない成果について考えてみたいと思います。

目に見えない成果を残してきた自負

正直私はそこまでベテランではありません。
ですが私の拙い経験であっても必ず何かの役に立つはずです 。
例えば作業手順。
既存の作業手順がかなり分かりにくかったので自分なりにアレンジしたものを後輩たちに配っていしました。
正直自慢できる内容だと私は思っています。
かれこれアレンジして3年ほど使ってもらっています。
しかし正式な手順書ではないので目に見える成果とは言えません。

それから 新人の教育も大切です。
教育は目に見えない成果だと思っています。
それでも必ず必要な成果です。
もちろん私もかなり教育に力を入れてきたという自負があります。
新しく参画してくれた方が成長してくれることこそが私の成果と思っています。

目に見える成果のみを残したい人々

資料を残したり 改善提案をして業務を変えたりというのは目に見える成果です。
目に見える成果は目立ちます。
評価の対象にしやすいです。
逆に教育という成果はなかなか目には見えません。
しかも、教育の成果は教育を受けた側の成果なのか、教育した側の成果なのか見えにくいです。
だからこそ教育をサボる人が続出します。
自分から教育しようとせず、聞かれてもいい加減な受け答えばかりする人が散見します。
「確かに目に見えない努力は努力ではない」という考え方もあるでしょう。
どうせ、 教育をするなら教育資料を作ったり、プレゼン形式にしたりして、「なるべくアピールできる形式ではないとやらない」という人もいます。
すべては評価が欲しいからです。

目に見える成果にしがみつく人は見ていて痛い

正直私は目に見える成果を収めることに対して興味はありません。
そもそも目に見える成果は何のために納めるのでしょうか？
アピールするためですよね。
例えば、わざわざ深夜0時に 報告のメールを出す人がいます。
これは「頑張っている」というアピールですよね。
わざわざ ものすごく詳細なフォーマットを使って 上長報告をする人がいます。
やりすぎかというぐらいの 出来で 報告書を作成しています。
これも評価されたいがためのアピールです 。
正直このような 業務と無関係な努力を 私はしたいとは思いません。
専ら興味がありません。
なので目に見える成果ばかりを追いかけてる人の気持ちがいまいち分からないのです。

深夜0時まで起きているのも無駄ですし、詳細な報告をするためにわざわざ繰り返し情報収集するのも無駄です。
誰かに いい顔をしたいがためにする努力なんて結局無駄です。

評価は平等ではない！

ですが、あえて私は言いたいのです。
「全ての人間が評価されてたまるか」と！

人間の役割は一つではありません。
同じ人間であっても所属するコミュニティによって役割が変わります 。
そのため目立つコミュニティもあれば目立つことのできないコミュニティもあるはずです。
同じように評価されるコミュニティもあれば評価されないコミュニティもあるはずです。
では評価されないコミュニティにおいて、あなたは全く無価値なのでしょうか？
私はそうは思いません。

評価されるかされないかは、政治的意図が絡んできます。
本人の政治力や所属する会社、グループの政治力 がある程度影響していきます。
そのため、評価されない人は何をやっても評価されません 。
それが嫌なら出ていく以外に方法はありません。
もし出て行く気がないのであれば、あなたに求められている役割を果たす以外にないのです。

まとめ

目に見える成果を残した方が格好はつくでしょう。
しかしながら目に見えない成果をしっかり残す役割も必要です。
決して認められないかもしれません。
ですが絶対に必要な人材です。