心の病は目で見分けろ！

もともと病気を持ってる人はどうやって見分けるのか？
私は目で見分けられると思います。
私が実際に見た二人の新人の例をご紹介します。

挨拶ができない新人

一人目は1年ほどの介護の仕事を経てから異業種に転職してきた人物です。
どのような経緯をへて転職してきたのか分かりませんが、会社が入社を許可した以上、何か事情があるはずと思っていました。

仕事現場は私と同じフロアだったので、彼の様子はなんとなくは見ていました。
彼の第一印象ですが、心に闇を抱えている印象は受けました。
まず挨拶ができませんでした。
自己紹介をしてみろと上司から言われた時も、ものすごく硬い表情で、まるで片言の日本語を無理やりひねり出すようにして自己紹介をしていました。
そのものすごく硬い表情から何か違和感を覚えました。
何かに構えているように感じました。
でもその時は異業種で不安だろうし緊張しているだけかもしれないと、いったん自分の不安を引っ込めました。

しかしながら悪い予感は的中しました。
すぐにトラブルが発生します。
ものすごくコミュニケーションにおいて周りと連携が取れないのです。
まず電話の対応ができません。
人から言われたことも全く頭に残らず、人と会話をすると頭が常に真っ白になってしまうのです。
電話の内容を尋ねてもひたすらふとあたふたするだけで全く会話になりません。
そんな状態ですから仕事になりません。
仕事も彼にふりにくくなりました。
すると同時期に参画した他のメンバーと差が開いていきます。
次第にだんだん居づらくなってきます。
そのうち普通の仕事上の注意を受けても、本人は責められてると誤解して逆ギレを起こすなど、明らかにコミュニケーションに障害が生じてきました。
そしてたった2月で精神的な理由で退職して行きました。

仕事上の会話が出来ず、目がおかしかった新人

もう一人はぱっと見のコミュニケーションはいいのですが、蓋を開けてみると仕事が全くできないパターンの人でした。
彼はパッと見の自己紹介は完璧でした。
写真写りも良く、プロジェクトに参加する際に参加証のカードをもらうのですが、その時に撮った写真がまるで俳優のブロマイドかのような写りで正直びっくりしました。
普通にコミュニケーションをとれるので、安心してプロジェクトで仕事できると思っていました。

しかしです。
そのうち少しずつ様子が変わってきます。
話している様子に違和感を覚えました。
何か当たり障りのない会話は特に問題ないのですが、仕事上の会話をするとなるとまるでパニックを起こしたかのように目が泳ぎだすのです。
全く会話になりません。
また、何かを尋ねてもオウム返しになるだけで、まるでコミュニケーションになりません。
さらに怖かったのが彼が記載する謎のメモ帳でした。
周りの人に理解不能なメモの取り方をしていたのです。
通常、仕事教わる時、誰でもメモは取りますよね。
その時とられたメモは誰が見ても、ある程度理解できる内容ですよね。
でも、彼のメモは違いました。
まるで暗号文なのです。
ある日、まったくその人に関わっていないのに、メモには私の名前が記載されていました。
とにかく謎です。
しかも、それをかたくなに人に見せようとしません。
常に人の気配を察知して周りに見られないようにしています。
最初私は彼を産業スパイだと疑っていて、密かにそのノートを見ました。
仕事上のメモとは思えぬ怪文書が広がっていました。
本当に気味が悪かったです。

仕事中、ほとんどの時間を謎のメモに当てていました。

多分仕事とは全く関係ないメモです。

その後、彼は精神疾患の一種を持っていると思われ、メモに関しては相手にしないように上司から通達が出ました。
明確に疾患という言葉は使われませんでしたが、とにかく詳細については聞くなとのことでした。
しかしながら、みんななんとなく勘付いてはいました。
少なくとも私としては産業スパイでなかったことだけはひと安心でした。
そのうち彼は契約切れでそのまま退職していきました。
ちゃんと他で就職できているのでしょうか心配です。

どうすれば、面接の時点で防げるのか？

以上、二人の心に闇を抱えている新入社員を紹介しました。
一人は明らかに入社のタイミングでお断りするべきだったでしょう。
しかし、もう一人はパッと見の印象はものすごく良かったので入社させてしまうのは仕方がなかったかもしれません。
しかしながらだいたい目の動きでわかるものです。
普通の人は目をガン開きにして、常に人の目を見続けるようなことはしません。
会話をすると自然と目をそらす瞬間や考え込む瞬間には目が一瞬一瞬閉じたりと、自然な動きというものがあるものです。
しかし彼は違いました。
目に違和感がある人は心に何かを抱えているような気がします。
しかし、ここまで簡単な面接で把握するのは厳しいです。

まとめ

どこもかしくも人不足と言われている現状です。
そのため、来てくれる社員は基本的には受け入れてしまうでしょう。
しかしながらそうは言ってもちゃんとした人材を受け入れないと長続きしてくれません。
人不足ということに惑わされないで、長続きする人物を入れるべきではないでしょうか。