リーダー職になったら自分の役割を再確認しよう
名ばかり管理職という言葉は大変歴史があります。
10年以上前に紳士服のコナカ事件が有名です。
管理職としての身分だけ与えて無料残業させまくったという事件です。
さすがに社会問題となりました。
私が今回伝えたいのは、この名ばかり管理職のことではありません。
今回は、もし管理職、リーダー職といったい、わゆるまとめ役であるにもかかわらず、その職務を役割を全うしてくれなかったらというお話です。
職場でこのような事件がありました。
その日、職場には四人の作業員がいました。
リーダー
サブリーダー
ベテラン作業員
と新人作業員
のメンバー構成でした。
職場でシステムにアクシデントがあったため、リーダーはサブリーダーに指示をしてシステム担当者連絡をさせました。
サブリーダーとシステム担当者の間で会話してアクシデント対応の方針を決めました。
その間、リーダーとベテラン作業員がアクシデントを報告書にまとめていました。
実はこの報告書に誤りがありました。
どうやらサブリーダーがシステム担当者にヒアリングした情報を伝達出来ていなかったのです。
また、リーダーもヒアリングをせずに報告書を作成していました。
後日ミスについて現場管理者からヒアリングを受けました。
もちろん報告書を作成したリーダーとベテラン技術員がヒアリングを受けました。
そこで事件が起きました。
同じ勤務帯にいた他のメンバーにもヒアリングが入ります。
その時サブリーダーが
「気が付いたらその2人が報告書を送っていました。
自分はシステム担当者との間で方針については確認していました。
なぜミスが生じたのかはわからないです。」
と、自分には関係のないことのような回答をしたのです。
職場で起こったミスに関してはリーダーやサブリーダーがそのミスの報告まで取りまとめるのが普通です。
その日のメンバーのミスに関しても責任を持つからです。
幸いこの日はリーダーとサブリーダーの二人体制でしたので、リーダーがまとめれば問題はないでしょう。
しかしながらサブリーダーの姿勢にも問題があると感じます。
なぜなら「自分は」ミスをしていないのでミスに関してはどうでもいいという考え方がだったからです。
このように、取りまとめ役を求められていながらも、それをしないリーダー職がいるのではないかと私は思います。
それぞれの人が、それぞれの役割に徹して動くからこそ職場は回ります。
それが出来ず、平の従業員の意識のままで、業務だけこなせば良いと考えている人間がリーダーになるのは少々問題だと思います。